【鼻をすするのはNG!?】ドイツでしてはいけない8つの行動

ドイツ文化

ドイツはルールに厳格な国!というイメージ通り、ドイツには多くのルールやマナーが存在します。

特に「ドイツに旅行に行く人」や、「ドイツで生活を始める人」、「ドイツ人と交流する人」にとって、日本とは違うルールを知っておくことは非常に重要です。

しかし、ドイツのルールやマナーはなかなか紹介されておらず、私自身もドイツに住み始めてから知ったことがたくさんありました。

そこで今回は、ドイツ在住者の私が、「ドイツでしてはいけない8つの行動」についてまとめました。

この記事を読んで、ドイツでトラブル遭わず、現地の人とも良い関係が築けるようになりましょう!

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自転車専用レーンを歩く

ドイツは車大国のイメージがありますが、自転車もよく利用されます。そして自転車レーンが日本よりもとても良く整備されており、歩道と区別されていることが多いです。

歩行者が自転車専用レーン歩いたり、立ち止まること』は大変危険なので注意しましょう。また、自転車レーンを横切る際には、左右を確認してから渡るようにしましょう。

自転車レーンが整備されているので、ドイツ人は自転車の漕ぐスピードがとても速いです。

自転車レーンは歩道と色が分かれていたり、「自転車のマークが描かれた標識」が目印になります。

鼻をすする

少し汚い話で恐縮ですが、ドイツで鼻をすすることはNGです!花粉症の方、鼻炎の方は要注意です。

なにこのルール?と思われるかもしれませんが、ドイツ人は鼻をすする音を非常に不快に感じるそうです。(鼻水を連想させるとか)

そのため、人前で鼻をすする行為は、非常にマナーが悪いとされています。

実体験として、私が電車の中で鼻をすすった時に、隣にいたおばさまにティッシュを差し出されたことがあります。

そのときは親切な方だと勘違いしていたのですが、実際は鼻をすする音が不快に感じていたのだと思います。


それではドイツ人は鼻が出そうになったときはどうするのでしょうか?

答えは、「思いっきりティッシュで鼻をかむ」です!!

ドイツ人は常にポケットティッシュを持ち歩いており、所構わず、女の人であっても「ビーーー!!」っとものすごい大きい音をたてて鼻をかみます。(真似しようと思っても真似できないレベルの音量です。)

ドイツ製のポケットティッシュは日本のティッシュに比べて分厚く、いくら思い切って鼻をかんでも平気なのです。ドイツに来たら一度使ってみてください!

さらにドイツ人は1枚のティッシュを何度も使い回す習慣があります。初めは驚きましたが、ドイツ生活が長くなると、自分もいつしか同じことをするようになります(笑)

真っ直ぐ手を挙げる

こちらはご存知の方も多いかもしれませんが、ドイツで手を真っ直ぐ挙げることはタブーとされています。特に斜め45度に手を上げる「選手宣誓のポーズ」は、最もしてはいけないポーズなので注意しましょう。

これはナチスドイツを連想させる行為に該当するからです。ドイツではヒトラーやナチスドイツを讃称するような言動は法律で禁止されています。ナチスのシンボルを見せることもNGです。

手を挙げる場合にどうするかと言うと、人差し指を立てます。「この指とまれ」のポーズです。

レストランで店員さんを呼ぶ時や、語学学校の発言の際なども、この1本指ポーズが良いですよ。(慣れるまではちょっと恥ずかしいですが)

店に入る時に挨拶をしない

ドイツでは、「挨拶」が非常に重要です。

お店に入るときは、必ず「Hallo」または「Guten Tag」と店員に声をかけましょう。無言で店に入ることは無礼とされています。店を出るときは、「Tschüss(チュース)」と言います。

スーパー等のレジでも、店員とお客が必ず挨拶をかわす習慣があります。「Hallo」から始まり、「Schönen Tag noch!(良い日を!)」、「Tschüss」などと言い合うことが当たり前なのです。

この文化は個人的にとても素敵だと思います。

たとえドイツ語ができなくても、英語でも良いので必ず挨拶しましょう!「Hi」でも「Hello」でもOKです。去り際には、「Bye!」でOKです!!


レストランで無料の水を頼む

レストランでは飲み物を頼むことが一般的です。食事は飲み物と一緒に楽しむことが基本とされています。

ドイツでは、日本のように無料の水は提供されません。その為、無料の水を頼むことは避けてください。店によっては水道水を出してくれるかもしれませんが、水は有料のミネラルウォーターを注文しましょう。

ちなみにドイツの水は「炭酸入り」が一般的です。「炭酸無し」の水が欲しいときは、「Still(スティル)」や「Ohne Gas(オーネ ガス)」と言えば伝わります。

レストランで席に着くと、早いタイミングで「飲み物はどうしますか?」と聞かれることが多いです。メニューを渡されるのと同時に聞かれることもあります。

実はドイツでは、「飲み物を先に注文し、飲み物を飲みながらゆっくりと食事のメニューを決める」習慣があります。

旅行の際などには、メニューを決めるのにどうしても時間がかかりますよね。まずは飲み物だけを決めて、そのあとゆっくり落ち着いて食事を選ぶと良いと思います。

チップを払わない

ドイツではチップの習慣があります。

チップはもちろん義務ではないのですが、良いサービスを受けたら必ず渡すべきもの」と考えられています。

チップを渡す場所は、主にレストラン、カフェ、タクシー、トイレ等です。レストランやカフェでは5%〜10%、タクシーは約10%、トイレは50セント〜1ユーロが目安です。

悪いサービスを受けたら払わなくても問題ありませんが、良いサービスを受けたら「感謝の気持ち」として、必ずチップを渡すようにしましょう。

乾杯時に相手と目を合わさない

「挨拶」と同様に「アイコンタクト」は非常に重要です。

ドイツでは、「乾杯の時に相手の目を必ず見る」というルールがあります。このルールを守らないと、今後異性と7年間も良い夜が送れないという冗談もある位です。

私自身、日本にいた時は「乾杯時に相手の目を見ること」を全く意識していませんでした。無意識にグラスに目をやっていました。

ドイツ人の友人に複数回注意されてようやく身につきましたが、未だにじっと見つめ合うのは恥ずかしいです。彼らの目ヂカラは半端ないです。

ドイツ人と乾杯する機会があれば、是非目を見て乾杯をしてみてください!

日曜・祝日に騒音を立てる

ドイツの日曜・祝日は宗教の関係上、「休息の日」となります。スーパーやデパートなどの多くの小売店舗も日曜・祝日は閉店しています。買い物の際は注意してください。

日常生活をする上でも、「日曜・祝日」と「早朝・深夜(22時以降)」は静かに過ごすことが暗黙の了解です。場所にもよりますが、家で掃除機や電動ドリルなどの音を立てることは、注意を受ける対象になります。

周囲に迷惑となることはしないよう、ドイツの生活ルールに従うようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回お伝えしたドイツのルールが、旅行や普段の生活で少しでもお役に立てたら幸いです!

郷に入ったら郷に従え。ドイツの習慣やしきたりを楽しむ気持ちで、楽しい生活を送りましょう。

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